2010年 01月 22日
淵唄 |
変化を恐れ
変化を殺し
変化に頼り
変化により生かされる
解放の時はまだか
貴方の真と理に耳を傾けるは丑三つ時
薬を打っては
口に水濡らし
迷夢に浸れど
己の真髄まで届かず
扉を叩く
雨音か狂い人の剃刀か
魂と肉を分かつ為
今振り上げる風音に見事かき消され
記憶にすら残らず
斜め上から見下ろす無垢な視線に
朱の目隠しを
死の淵を漂い逝くは春の如し
by eerie-eery
| 2010-01-22 23:38