2014年 09月 23日
マッドターヘルアナトミア終了 |
遅くなりましたが、伽椰子さんとの二人展マッドターヘルアナトミアが終了しました。
お越しくださった皆様、会場のアナムネ様、一緒にやって下さった伽椰子さん、誠にありがとうございました!
それでは作品を載せていきます。
序章と共にお楽しみ下さい。
かつて病院として機能したとあるビルには奇妙な噂があった。
その噂は、何やら不気味な科学者が「秘密の実験」を行っているというもので、夜な夜な呪文のような声と獣の断末魔のような叫び声が響いているのだという。
噂によると、そのビルには普段エレベーターが止まらない「開かずの階」があり、その階の一室に噂の研究所は存在する。
そしてその研究所にいるのは、科学と錬金術から命の生成と再生を試みる学者と、様々な生き物を次々に縫合してしまう博士だというのだ。
また、前に述べたようにその階にはエレベーターが止まらないので研究所には簡単に辿り着けない。階段も埋められてる。
研究所へ行くには「エレベーター」と称する箱の中で強く念じなくてはならない。
それ自体もまた彼等の装置であり、招かれるべき存在のみが入室を許される儀式の箱なのだ。
エレベーターの扉が開いた先に貴方の運命もまた開かれている。覚悟があるのならば試してみるといい。(寄稿:匿名の男)
神を欺く彼等の研究とは如何なるものなのか。
生体実験、錬金術、魔術を駆使しキメラを生み出すマッドサイエンティスト達の解体新書。
それが「マッドターヘルアナトミア」である。
「最終処理邂逅機」
死んだ生き物の歯、骨、卵から新たに肉体を生成する機械。
真っ白な石灰が噴き出す様子は雪景色を思い出させる。
もう一度出会う為に死んだ体。
「最終処理邂逅機の心臓」
そのまま最終処理邂逅機の心臓部分。
釘は棘の役割も果たしているが、
電気と鉄分を送る働きもしている。
「血液合成機と子宮」
一度も角を折っていない老いた山羊
産卵を終えた龍頭魚
アルビノの初潮
生まれたばかりの赤ん坊
以上のものから採った血液を合成する機械。
これらの血液を石灰と練り上げることで肉体が生成される。
左に居るのはゴム手袋(子宮)に送られる血液から生まれた生き物。
展示はこの三つです。
他アクセサリー等
こんな感じでした。
最終日は沢山の方が遊びに来て下さり、お話も出来てとても嬉しかったです。
東京で即売会が控えていたのであまりゆっくり出来ず、
搬出の際もばたばたしてしまい、お客様に手伝って頂いたりもして申し訳なかったです。
本当にありがとうございました・・・!
またアナムネさんでは何かやりたいです。
今回は人形ではなくオブジェらしいオブジェに挑んだので、いつもと少し違うものが作れて勉強にもなったし、素直に楽しかったです。
オブジェはまた作っていきたいです。
今後大阪では、作品を取り扱って頂いているGuignolさんにて百貨店での展示販売や店頭での企画展等も控えております。
また告知していきますので是非遊びに来てください。
今回も誠にありがとうございました!
eerie.
by eerie-eery
| 2014-09-23 18:46
| mono oki goya