2015年 03月 20日
体が燃えてしまう病気の男 |
今日も去年Sipka様で行った個展【追憶と眠りの国~眠りの為の回顧展~】の作品を紹介します。
今日は【体が燃えてしまう病気の男】です。
ヴィンテージのコップに入っています。
膝を抱えています。
個人的にお気に入りの子です。
では物語です。
内面から打たれる火の痛みは恋心にも似ており
体の撓みに芯を通すようだ
己の炎に焼かれていくとき
その炎は命の叫びであり肉の下に秘めた思いであると知った
涸れていく喉が水を求めたが
辺りは見渡す限り焼け野原で
たったコップ一杯の水でさえわたしには最上のオアシスであった
病気によって燃えてしまい、コップに飛び込んだというお話です。
この姿は黒焦げになってしまったけれど、水に入りほっとしているところです。
ちょっと微笑ましいお話です。
明日もまた紹介頑張ります。
明日はこの個展の物語のキーパーソンとなる登場人物を紹介します。
お楽しみに。
またみてね(・ξ・)つ◎
eerie.
by eerie-eery
| 2015-03-20 23:51
| mono oki goya