2015年 03月 22日
骨を鳴らす者達 |
今日も去年Sipka様で行った個展【追憶と眠りの国~眠りの為の回顧展~】の作品を紹介します。
今日は【骨を鳴らす者達】です。
この個展の物語の特に何もしないけどキーパーソン的な存在で、フライヤーにも載っていた子です。
三人います。
まず、フライヤーに載ったグラ
眼鏡がずれています。
続いて羊の様な巻き角のドラ
ちょっと体が小さいです。
最後は一角のザラ
顔が長くておじいちゃんみたいですね。
この子達の口の中には人間サイズの歯型が入っています。
全てわたしの歯から取ったものです。
それでは物語です。
彼等は元々アムニジアの住民である。
彼等はアムニジアに住んでいながら生の国と死の国を行き来できる唯一の存在である。
彼等の存在はアムニジアに古くから言い伝えられてはいるが、姿自体は同じくアムニジアで生まれ育ったアグリとパドマにしか見えない。
彼等は三人いるが名前は無く、アグリとパドマはそれぞれを「グラ」「ドラ」「ザラ」と呼んでいる。
彼等は動物の頭骨の様な形の顔をしており、そこには幾つか穴が空いていて音を鳴らす事がある。
その音は人が啜り泣く声の様であったり、金属が擦れ合う様な音であったり、何か大きな物体が遠くでぶつかる様な音であったりと様々で、今まで聞いたことの無い様な音であると言われている。
姿さえ見えないが、その音はアムニジアの住民も生の国の住民も聞くことが出来る。
(昔から幽霊の声ではないかとか終末音ではないかと言われている正体不明の音は彼等の出している音である。)
また彼等が何故そんな音を出しているかという理由については分かっていない。
彼等は言葉を持たないが三人の中でそれぞれコミュニケーションをとることが出来る。
それ故優れた知能を持ち合わせていると考えられている。
彼等の活動としては、黒いマントを羽織り常に三人で行動している事が確認されているが、はっきりとどんな役割を持って何をしているのかはわからない。
その様子から彼等はアムニジアの番人の様な存在なのではないかとも言われている。
ちょっと長めでしたね。
なんだかんだ今日は更新までに日付が変わってしまいました。
明日というか今日もまた紹介頑張ります。
またみてね(・ξ・)つ◎
eerie.
by eerie-eery
| 2015-03-22 00:42
| mono oki goya