2012年 02月 23日
Fethica*vol.11終了 |
二月五日フェティカでの出し物の詩と写真を掲載します。
今回は可奈ちゃんと久しぶりに出し物をさせて頂きました。
遅くなりましたが今回も遊びに来てくださった皆様、応援してくださった皆様、関係者の皆様、主催のちゃぶさん
本当に有難う御座いました。
以下内容です。
酩酊ブランコ
「偶然なる双子は母の血で夢を見る」
遠き日は
解ける花にも
祈りけり
例え我が身が
粉に果てるとも
冬の日、腹に子を連れて訪れた
まだ誰にも踏み抜かれぬ白亜の大地に轍を生み歩いた
一面は不浄なる雪と酒気を帯びた活字で雲行きも怪しく
行き先を正してくれる標識も
「あっち」やら「こっち」やら
只曖昧なる儘に
愛を知り、私を孕んだものは母の揺り篭ではなかった
堕胎を定められた不自由なる胎盤
仮初めの邂逅
予め不能な恋人達
数多在る首吊りのブランコに過ぎない
鼓動が揺れる羊水に毒を垂らした
波動は最期を迎える塊を包んだ
まだ生きている
必死に脈を打っている
とても優しい音楽だった
貴方が産んだ私が消失する時
鳥はたった五つの文字を残した
逆回転の輪廻を幾度も反芻して私は貴方を身篭る
どうか
生きて
汚れ無き偶然なる双子は母の血で夢を見る
続きまして、
お写真。
KILIさんと香子様に撮って頂きました。
有難う御座います。
今回も私お習字を頑張りました。
この紙部屋の壁一面埋め尽くすほど大きくて清書時は部屋が凄いことになりました。
私の衣装
出し物の最中で可奈ちゃんに墨をかけました。
ふたり
さて、内容としましては、
何か固まったものを伝えたいという気持ちは特に無く、
至極私的で恋文の様な身勝手さと、いつものように自慰でしか無く申し訳ないのですが、
それでも何か感じて頂けたならそれはとても嬉しいことです。
それなのに、わたしが作品を表現として出す場合、傷を作るのが目的になってしまいがちなのも事実です。
きっといけないことです。
作品にしてまで
もう殺したくなかったので
厚かましくも生きていてほしかったので
夢を見ていたかったので
次のフェティカは2周年です。
次回はいつも通りライブペイントのみで参加させて頂きます。
楽しい仲間達の皆様へ
今回もわたしなぞと遊んでくれて有難う御座いました。
いつかお返しできたらと思います。
全ての皆様へ
出会ってくれて有難う。
支えてくれて有難う。
仲良くしてくれて有難う。
また逢いましょう。
夢でね。
eerie.
by eerie-eery
| 2012-02-23 05:08
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